私が大学生の頃、同居していた祖母が亡くなりました。
前日まで元気で全く健康的に活動していたので、その急な死に大変驚きましたが、悲しみをこらえながらなんとか葬儀を終えた夜、死んだはずの祖母が仏壇の前にちょこんと座っている姿がはっきりと見えました。
その様子に当初は心底恐怖を感じましたが、何も話さない祖母の表情には静かな微笑みが浮かんでおり、「ああ、成仏してくれたな。」と次第に恐ろしさが薄れるとともにどこか安心感を覚えるようになったのです。
祖母が可愛がっていたペットの猫にもその姿が見えていたようで、いつもしていたように膝に乗ろうと駆け寄ってきたものの実際に祖母の肉体に触れることができず、目をぎょろぎょろさせながら仏壇前に据えられた座布団の上で、不思議そうに丸くなるそのコミカルでありながらもどこか異様な振る舞いを今も鮮明に覚えています。
オカルト研究室室長の考察
表情が静かに微笑んでいたのであれば投稿者さんが感じたように思い残すこともなく安らかに眠っているのでしょうね。
飼っているネコも祖母の気配を感じていたようですので挨拶に来てくれたのかもしれませんね。
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