心霊体験というか不思議な体験をお話しします。私がまだ20代の学生の時でした
学校が終わり、課題も終わったので自分の部屋でいつもの様に0時過ぎに寝ました。私の部屋は2階にあり、2階は一部屋しかなくドアを開けたら階段しかないのです。眠ってしばらくすると誰かの視線を感じ部屋の入り口に目を向けました。寝た時は部屋の扉を閉めていたはずなのに何故か開いていたので、両親のどちらかかと思ったのですが、どうも違う様でした。
その時気づいたのですが首から上は動くのに、身体は動かなかったのです。声もなかなか出なかったのですが、やっとの思いで「誰」と声が出ました。すると開いているドアの向こうから顔だけが出てきたのです。一瞬驚きましたが、よく見ると祖父でした。「えっ何で?」不思議に思いました。
何故不思議に思ったかというと祖父と私は飛行機と新幹線を乗り継がないといけないほどの距離が離れており、まして祖父は寝たきりの状態だったのです。頭の中は??でいっぱいでしたがその時は不思議とおかしいと思わず、「おじいちゃん」と声を掛けると少し近づいてきたので「どうしたの?」と言うと、どんどんと近づいて来て、私の枕元に立ち、何も言わずにじっと私を見つめているのです。その時「ふ」と何気なく時計に目がいったので時間を見ると4:20を指していました。「こんな時間にどうしたの」私が声を掛けても祖父は何も言わずに見つめているだけでした。どれくらいそうしていたのか解らないのですが、気づいた時には朝になっていました。
起きた時は「あれ」と思ったのですが、その時は深く考えず、講義があったので学校へ。昼休みの時に家からすぐに帰って来る様に連絡が入ったので、急いで自宅へ戻ると、祖父が亡くなったと言われたのです。
 その時になり、今日の朝方の「夢?」を思い出し、母に「何時に亡くなったの」と聞くと何と4:20だったのです。きっと祖父は一番遠く離れた孫が気になって、最後に逢いに来てくれたのでしょう。本当に不思議な体験でした。
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