これは私が高校生の時に聞いた怪談です。
私が通っていた学校は創立100年を超えていて、旧校舎もいくつか残っている女子校でした。
七不思議というものも存在しました。昔私がいた部室で実際にあったことをお話ししようと思います。当時、文芸部に所属していました。女子校の文芸部員というのは少なからずオカルトが好きな学生もいました。大掃除の時に棚の上からお札がベタベタ貼られた木箱を見つけた先輩がいたそうです。普通であればそのまままたあった場所に戻すか、神社に持って行って供養するかを選ぶでしょうが、先輩は好奇心に負けてお札を剥がして木箱を開けたそうです。
中には古い日本人形と指輪が入っていて、怖くなって捨てた様なのですが、先輩が翌日部室に行くと捨てた木箱と日本人形が一式机に置いてあったそうです。誰かに拾いに行ったか確認しても、皆そんなきみの悪いもの持って帰って来ないと首を横に降るばかりでした。毎日ゴミ捨て場に捨ててもその木箱は部室に戻ってきてしまうそうで、困り果てた先輩はそのメンバー全員で神社に持って行って神主さんに相談したそうです。その場ですぐにお清めされ、お札が貼り直され、神社で丁重に扱われているようですが、いつしかその木箱は行方がわからなくなってしまったそうです。
オカルト研究室室長の考察
捨てても戻って来る日本人形というのは定番とも言えますよね。
こういった人形の場合は捨てたらもどってくるほか、公の場に出そうとすると抵抗してその人の体調を悪くしたりすることもあるので神社にもっていって正解ですね。
日本人形の中にはプライドの高いものもあり、そういった人形は低い位置に置くと見下されていると感じて害を与えるようになることもあるので高いところにおいたほうがいい場合があるということを知っておくと役に立つかも。
それよりも一緒に入っていた指輪が気になりますね。同じような呪物なのでしょうかね。
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